日本の英語教育

英語漬けの妄想?!

とにかく英語漬けにすれば英語は覚えられるのか

とにかく小さい頃からたくさん英語を聞かせて、
英語の歌を歌ったり、一緒に踊ったり
英語教室に行ってずっと外国人の先生と英語で話したり、遊んだり・・・

小学校3、4年生の英語もそうやって英語に親しむことが目的らしい。
それはそれで楽しいし、なんらかの効果もあるとは思う。

うちの子どもが小さい頃、高い英語教材を買ってCDで英語のお話や歌を
毎日聞かせ、高いお金を払って英語教室に週1回通わせたりしていた。

色々やったけど、結果的には、そうしたことで英語を覚えたとは思えない。

子どもはすごい吸収力があるから
確かにきまった言い方とか単語とかはすぐに覚えちゃうと思う。

でも、それは英語のしくみを理解しているからというより、
単純に英語でこれはこういうってそのまま覚えて言っているだけ。

ちょっと英語で自己紹介できるようになったからといって
「うちの子、英語が話せる」なんて喜ぶのは早い。

もちろん、なかには本当にわかっている子もいるとは思う。
そういう子はちゃんと覚えた言い方を応用できて、
自分の言いたいことを考えて言える。

ずっと英語だけ聞いていれば、英語漬けの生活を送れば英語はできるようになるの妄想。

小さい子どもはまだ母国語も固まっていないから、確かに海外で生活したり、
似たような環境に置けば覚えてしまうかもしれない。

でも日本語中心の生活になれば忘れるのも早い。
そもそも話せると言っても所詮、年齢相応の内容程度が普通。

たとえば高校生が1年間留学して、毎日英語漬けの生活をして・・・・
そしたら当然、帰る頃には英語ペラペラ?!

自分もそういう留学経験あるし帰国前にたくさんの日本人留学生に会った。
英語漬け1年後のみんな、驚くほど英語が話せなかった!!

結局ね、話せるようになった人はベースの知識があった人。勉強していた人。

自分の頭の中にない英語は、いくら英語圏で生活したって、わからないまま。