間違った方向に行かないために気を付けること。「好きなこと」の注意点。
本当に好きなことはちゃんと能力も備わっている。
大人になってから自分が選んだ道を後悔する人は少なくない。
選んだ道にもそれはそれで意味はあったと思うが、若い時にあれを学んでおけば良かった、
あっちの道を選んでおけば良かった・・・今更変えられない。
だから、そんな後悔は子どもにはして欲しくない・・・はずなのに
意外と子どもの進路を真剣に考えているようで、実はあまり考えていない親は多い。
この位の成績だから、この学校。
この学校なら、世間的にも響きがいいからここを受けさせよう。
とりあえず、この学部ならつぶしが利くだろう。
とりあえず、どこでもいいから大学だけは出て欲しい・・・
こうした考えが必ずしも悪いわけではない。
けれど、すべて「とりあえず」という言葉が付きまとう。
「とりあえず」でいいのか・・・
だから、
「好きなことを勉強する。」「好きなことを仕事にしたい。」
確かに、誰でもその方が楽しいはずだし、それを基準に進路を考える人は多い。
でも、この「好き」ということについては、少し深く考える必要がある。
ゲームのように「快楽」としての「好き」や、カッコいいなどの「憧れ」からの「好き」と
「得意」だから「性格的」にあっている」からくる「好き」
専門的に勉強するとか、仕事にするなら、後者の「好き」の方だろう。
自分はこういうことが得意だ。人よりできる。なぜかできる・・・できることは楽しい。
「快楽的な楽しい」ではなくて、やりがいのある満足のいく「楽しい」だ。
子どもの進路を考える時、
もちろん子どもが好きだと思うことはベースになる。
そして、その子の性格、得意なことなどを生活の中からよく探す。
得意は決して、学校で学ぶ教科からだけで見つかるものではない。
優しい、面倒見がいい、人と話すのが得意、細かいことに気が付く・・・みんな才能だ。
そんな才能を見つけて、それが生かせる方向を探す。
そのためにはどの学校を選べばいいのか。
進路探しは自分探し。
育ててきた親の目はとても重要だ。