どういう声掛けをしたらいいのか悪いのかを考えてみる
まずは、親の立場として言いたい!
親だって、どうやって子育てするかとか、学校で習ったわけじゃないし、
自分の子どもだって、自分と同じじゃないし、
兄弟姉妹でぜんぜん性格も得意も違うし・・・
いつまでも赤ちゃんじゃなくて、どんどん成長していくし、
はっきり言って、子育てって、その場その場でいいと思ったように対応していくしかないもの。
子どももそれぞれ自我が芽生えてきて、
2,3歳でも結構えらそうに自己主張してきたりする。一筋縄ではいかない。
それでも育てていくのが親の役目。教育もしていかないといけない。
親のことばの影響力は、親が思うよりたぶんずっと大きい。
生意気なことを言う。なんて思っていたら、実は自分がよく口にしていた言葉だったりする。
いいと思って言っていたのに、逆効果だったなんてこともよくある。
子どもによって受け止め方も違うので、わからなければ子どもに聞いてみるのもいい。
「こういう風に言われたらどんな気持ち?」って。
たとえば、「やればできる!」ってことばがある。
それでやる気になる子もいると思うし、必ずしも悪いわけじゃないのだろう。
でも、
「やればできる。」
↓
「やってできなかったらどうするの?」
↓
じゃあやらない。
一見良さそうなことば。でも、「やれば・・・」ってことは、
「お前は今やってない。だから出来ないんだ。 」
って言われているのと同じ。
「無理しなくていい。」「がんばらなくていい。」
これは、一見優しい言い方だが、子どもによっては、
「期待されていない。」
と受け取ったり、
「親のお墨付きだから、勉強しなくていいんだ!」
と受け取ってしまう可能性も。
親としては良かれと思って言ったのに・・・
ことば掛けは難しい。
子どもに言っているそのことば。
自分が上の立場の人間に言われたらどう感じるだろう。
ここにヒントがあるかもしれない。