日本語大事

言語の力が確立されるのは10歳以降

言語の力が確立されるのは10歳以降

同じ言語だけど、日本語とルールの違う英語を学ぶっていうのは、
例えると、
「自分、野球もソフトボールもやってます」
みたいな? だとしたら、混乱するよね

子どもの学習言語能力に意識を向けてみよう

普段日本に住んでいて、家族もみんな日本人で日本語を話していれば
日本語なんて理解できているし、話せて当たり前ってみんな思っていると思う。

実際、子どもと話していて別に問題ないし、
日本語ができないなんて親は思わないのかもしれない。

でも、日常的に生活の中で話す言葉と、学校で勉強する時に使う言葉は違う。
「学習言語」というらしい。

要は教科書や本などに出てくる用語や言い回しなど。
実はこの学習言語こそ生きていく上で大切なもの。

友達とのメールのやり取りの言葉だけではもちろん生きていけないだろう。
日本語は大丈夫なんて安心する前に、子どもの学習言語能力に意識を向けてみよう。

言語のしくみを理解させてあげよう

先日、片付けをしていたら子どもが小学生の時の寄せ書きが見つかった。
他にも当時書いていた作文なども。

文章として成り立っていない、意味の通らない言葉、場違いな言葉・・・・

小学生の日本語はこの程度だったのかと驚いた。

確かに授業参観などで子ども達の書いた作文の発表を聞いたり、読んだりした時も、

「あれれ!そっちに行っちゃうの~」

と文として全くまとまりのない物も多い。
国語力の低下が危ぶまれているが、本当だ!

実際の話、中学生でも助詞の使い方が出来ていない子なんて大勢いる。

「が、の、に、を、で・・・・・」
などの使い方がわかっていない。

英語にはこの
「が、の、に、を、で・・・・・」などの助詞がなくて、

単語の中に含まれていたり、前置詞を補ったり、単語の並べ方で表したりする。

という事は、これが分からなければ英語なんてまず出来ないというしかない。

代名詞を
「I my me/you your you・・・・」なんて習うけど、
使い方が理解出来ない子もいる。

とりあえず、知っているやつを書いている!
みたいな解答もある。

文末に my!!?

自分の子どもの英語力を上げたいと思うなら、
まず小さい頃から本などを読んであげて、

この「言葉のしくみ」を理解させてあげて欲しい。

文法の説明で例えば、
「だから、これは〇〇~を」と言っても、
その「~を」が分からない・・・・

「を」とか「で」とか、これ以上説明するのはほぼ不可能なんだけど~!