勉強法・指導法

英語ができるとどんな得があるのか

メリットがわかれば、やる気も上がる!
たとえば、英語は英語のまま理解する。
訳してしまったら失われる本来の面白さっていっぱいある。

子どもに
「これからの時代は英語くらい話せないと。」と言っても、
やる方の立場からすれば、語学の道のりは楽じゃない。

それなりのエネルギーを費やしてどんなメリットがあるのか、
そこを話して納得してもらわないと、

「どうせ、英語なんか将来使わない。」
と思う子は、努力なんかしたくないだろう。

役に立つと言っても、もちろんどう役立つかは人それぞれだから、
その子にとって、どういうメリットになるのかということを考えないといけない。

誰にでも共通するのは、たとえばテストでいい点を取って成績を上げる。

それはそれで必要だが、モチベーションはどれほどキープできるのか。

今は、簡単に翻訳できる機能があるんだから別に勉強することないじゃないか。

そう考える人もいるだろう。
その人がそれで満足ならそれもいい。

でも、翻訳機能を使って外国人と話すのと、自分が学んだ英語を使って話すのは違う。

努力した分は、喜びとしてきっと報われる。

学んだ言い方を使って、友達と会話できるように指導した時、(筆談の会話)

こちらが示した言い方を駆使して、生徒たちがまず書く。
その返事を提案する。
特に英語が得意じゃなくても、そのまま使えるようにすると会話になる。

それが面白くなってきた子たちは、
「先生、これはなんて言うんですか?」

と聞いてから、すぐにそれを使う。
教わったままを使っても会話が楽しめる。

やっぱり、自分の言いたいことを英語にして会話になることは楽しいのだ。

生徒の感想・・・

「先生、オレ、英作文ってイヤだったのに、こうやって使ったらめちゃ楽しいです!」

そう、使えるってやっぱ楽しい。
翻訳機能まかせではこの楽しさは味わえない。

どんなにうまく英語を日本語に訳しても、訳した途端、それは100%同じではない。

英語は英語のまま理解する。
それが一番楽しい。

ある日本のアニメーションの英訳を見た。

「よっしゃー」が「all right!」になっていた。

なんか違う?
関西弁のキャラのセリフも英語にしたらそのニュアンスは伝わらない。

日本語は日本語のままじゃないと本当の感覚は理解できない。

それと同じ。

英語は英語のまま。

この面白さは理解したらわかる。
最高の楽しさ。