英語のテストはいつも20点台。英作文問題はいつも0点だった中学生。 5ヵ月後、英作文は満点、テストも40点アップ!
実は「英作文」というのは、とても難しい。
だから、先生でも苦手だったり、上手に直したり、うまく指導できないこともある。
表現の仕方が違うから、日本語から英語にする作業は簡単じゃない。
仕事で頼まれた英文への翻訳。
「貴社、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」から始まっていた・・・
極端な例だけど、日本語の単語を置き換えるだけでは英文は作れない。
頭にある日本語をそのまま英語にしようとするとなかなかできない。
だから、訳すのではなく、英語は英語のルールに従って組み立てていくしかない。
たとえば、基本はこんな感じ。あくまで基本。
誰が(何が) どうする(どうした) 誰を(何を) どこで いつ・・・
塾で英作文のクラスを担当していた。
簡単な質問に対して英文を作ってもらう練習をした時の表現で紹介した中学生の答え・・・
This is で終わっていた。
そもそもThisでは始まらないはず。
「あれっ、これで終わり?」
「これ以上書けませんよ・・・」
そこで、一つ一つ質問していく。その答えを書き足していってもらう。例えば、
「誰が?」 「僕が」・・・・I
「何をするの?」 「バレーボールをする。」・・・・play volleyball
「誰と?」 「友達と」・・・・with my friends
「どこで?」 「体育館で」・・・・in the gym
「いつ?」 「放課後」・・・・after school
全部つなげてみよう。
I play volleyball with my friends in the gym after school.
「できたじゃん!」
一つ文ができたら、ヒントを与えながら繋がる文を作らせる。
ふざけてもいい。楽しむ。
I really enjoy it./ It’s so fun!/Maybe I’m the best player.でも。
5ヵ月後の結果は言った通り、英作文満点!
本人いわく、「やり方を覚えたら簡単ですよ!」