勉強法・指導法

色んな話題に対応できる力が英語の成績も引き上げる

英語以外の教科の勉強や幅広い知識を得る生活の工夫も大事!

当たり前だけど、
「英語は言語」である。

学校では、国語、算数、理科、社会、英語のように5教科の一つとして扱われているが、
言語なので、他のどの教科にも通じるし、国語と同様、知識のベースになるものだ。

英語の成績を上げたいから英語を勉強する。

確かにそれは当たり前だし、単語を覚えたり、文法を覚えたりする必要はある。

では、英語で書かれている「内容」についてはどうだろう。

英語だからといって、別に英語に関することばかり書いてあるわけじゃない。
内容は、英語以外の理科や社会、その他にも世の中の様々な分野や出来事など多岐にわたる。

英語のテストで特に長文問題を解くときに、その内容について知識があるかないかで
内容の理解度は少なからず変わってくるはずだ。

私が以前、英検を受けた時、
「雲がどのようにできるか」についての長文問題が出た。

それについての理科の知識があれば、多少単語がわからなくても
英文の意味が全て理解できなくても、ベースの知識があることで問題も解きやすくなる。

最近は、中学の教科書でも国際問題、社会問題、歴史、スポーツなど幅広い内容が
取り上げられていて、英語そのものも難しくなっている。

それでもベースの知識があれば、内容をイメージしやすいし理解も進む。

教科書には載っていない、学校で学ぶことだけでは足らない幅広い知識が必要になっている。
こうした幅広い知識は、特に家庭で普段の生活の中で少しずつ身につけるしかない。

実際、子どもでも色々なことを知っている子もいれば、あまりにも当たり前のことさえ
知らない子もいる。自分が暮らす地域の隣の県さえ知らない子もいる。

この違いはどこから来るのか・・・

家庭でいかに幅広い知識や情報を得ているか。学びは机に座って得るものだけではない。

本から、新聞から、テレビから、遊びから、家族との会話から・・・

子どもの成績が悪いなどと嘆く前に、まずは親としてできることをしてみよう。

生活は学びの場。幅広い知識が子どもの総合力を上げる!