親が出来る事

生活の中でお金の大切さを教えよう

親が払ってくれているお金の大切さを分かっている子は、
勉強も頑張る子が多い。
子どもにがんばって欲しいなら、生活の中でお金の大切さを教えよう。

お金に余裕があることはとても良いことだし、余裕がある分、子どもの教育のために
お金を使えるのは恵まれていると思う。

お金の使い方や、価値観、どう子どもにお金の話をしているかなどは
それぞれの家庭によって違うだろうから、これが正しいとか間違っているとか
そういうことではない。

たくさんの子どもたちを見てきて思うのは、
家がお金持ちだとか、そうじゃないとかは関係なくて
その子自身がお金に対してどういう意識を持っているかが、勉強に対するモチベーションに影響しているような気がするということだ。

あくまで傾向としてだけれど、

親が自分のために払ってくれているお金を大事に思っている子はちゃんと勉強する

ある時、英検2級を受ける子に言った。レベル的には少し難しかった。

「今回は少しレベルが高いから、万一ダメでも気にしなくていいからね。」

すると、その子が返して来た言葉は、

「いえ、なんとか頑張って受からないと。親が受験料を払ってくれるので。」

ダメでも仕方ないと考えた自分がはずかしかった。
裕福な家庭の子だったので、つい受験料のことを考えずに言ってしまった。

親のお金を無駄にできないと思ったその子は見事に中学生で英検2級に合格した。

塾で働いていた時、毎月の請求書を作成しながら思っていた。
どこの親もこれだけの高いお金を払ってくれている・・・
なのに、(理由は色々あるけれど)、寝ている子、しゃべってばかりで勉強してない子もいる。

「おいおい、君たち!親がいくら払ってくれているか知ってるの~?」

子どもにお金の心配はさせたくないという親もいるだろう。
でも本当は親が払ってくれているお金の大切さがわかる方が本人のためだと私は思う。
やる気も出る。

では、どうわかってもらうか。

試しに「1時間そうじしてくれる?時給は大人と同じ1000円ね」
って言ってみる。

こう言うと多くの子が驚く。
たったの1000円?

お金の大切さうまく伝えてみよう。