勉強法・指導法

恐るべき、小学生の吸収力!

英語力ゼロでも、数十ページもある高校レベルの英語の本が読めた!
それもやった子全員が!

うちの英語教室は、最初始めた頃は「英語の本を読む教室」だった。

特に文法も教えない。ストーリーを一文ずつ、
「これはこういう意味だよ。」

っと言って、あとはひたすら私が読んだ後に、まねをしてそのまま読んでもらう。
とにかく読む。何度も何度も声に出して。

これがどれ程の効果があるのか・・・不安もあった。
やったことがなかったから。

やってみて驚いた!
小学生、恐るべし。

聞いたままの英語を声に出して読める。それも全員できた。

英語は全然わからないけど、今読んだ文はこういう意味なんだと理解できる。
そして忘れない。

展開があるストーリーだったことも良かったと思う。
お話は流れがあって記憶に残るから。

その子たちが中学生になった時に何が起きたか・・・

教わらなくても教科書の英語が読めた。
英語そのものが苦手だった子でも、英語は読めた。

小学生の時に何度も何度も読んだことで、このスペルはこう読むんだとか、
この単語はこう読む・・・
みたいなことが自然と身についていたらしい。

英語は、ローマ字読みじゃないから、知らなければ読めない単語もたくさんある。
でも、小学生の頃、たくさんの量の英語を声に出して読んでいた子は
確かに、身体で読み方を習得していたように思う。

うちの子どもも言っていた。
「たくさん読んでいたから、これはこう読むんだということが自然にわかった。」と。

小学生の頃の吸収力の高さ。
これを無駄にするのはもったいない。

チャンスがあればとにかく声に出してお話を読ませることをおすすめしたい。

小学生の頃音読に費やしたたくさんの時間。
何もしなかった子との差は簡単には埋められないはずだ。