信頼関係、子どもの話をよく聞いてる?
子どもの成績がなかなか伸びない。
ちっともやる気にならない。
勉強しない。
頑張っているようなのに結果がでない・・・
学習塾で働いていた時、このような悩みを持った保護者は少なくなかった。
塾に来ても寝ている子、おしゃべりばかりしている子。
先生の話を聞いていない子。宿題をやってこない子・・・
確かに、そんな子たちもいる。
ただ、単純にそんな子たちを責めることはできない。
同じ親として、子どものことで悩んでいる保護者の立場もわからないでもない。
みんな、子どもも大人も何とかしたいと思っている。
原因は人それぞれ、家庭それぞれで複雑だ。
だからこれが原因!
ということはできない。
でも、明らかにこれは親が態度を改めるべきというものも見受けられる。
「うちの子はバカですから。」
「いくら言っても言うこと聞かないんですよ。」
という親もいる。
そして、生徒たちの不満の声。
「先生、聞いてください。うちの親って自分はゲームしているくせに勉強しろって言うんです。」
「勉強は子どもの仕事。親は昔、勉強したからいいんだって言うんです。嘘ですよきっと。」
「うちの親って陰で友達に頼んで自習とかさせようとするんです。バレバレですよ。」
「ちゃんと勉強した後、ちょっとスマホ見てたら急に親が部屋に入って来て、
ホラ! また勉強しないで遊んでる!って怒るんです。ひどくないですか。確認もしないで。」
こうしたケースは明らかに親が子どもを信用していないから起きていると思える。
信用できないに至った過去があるかもしれない。でも子どもを信用しない親は子どもからも
当然信用されない。信用できない人の言うことは正しいことでも聞かないだろう。
昔、幼稚園の園長先生が語っていたこと。
「幼児期にどう過ごしたか。その結果が思春期になって出てくるんですよ。」
我が子と言えど本能のまま生きている幼児期の子どもの相手は確かに大変だ。
でも、幼児期の大変さは思春期に手に負えなくなることに比べればずっと楽なはずだ。
幼児期に子どもの話によーく耳を傾けよう。
興味を持って、忍耐強く
「うん、うん」と子どもの話を聞こう!
親にしっかりと自分の話を聞いてもらった子は、人の話をちゃんと聞く子に育つ。
勉強も含め人の話をよく聞く子がどれほど得をするか。
人間関係、学習意欲・・・・
それは親次第。