親が出来る事

子どもの勉強意欲を下げる、優しすぎる親

子どもの勉強意欲を下げる、優しすぎる親

ふつう、親が子どもに
「勉強しなさい!」

とガミガミ言ったりする方が、子どもが反発して
やる気をなくしたり勉強しなくなったりするように思う。

子どもにも色々な子がいるから、厳しく言われる方が頑張る子もいるだろう。

親の接し方は子どもにもよるから、もちろんこれが正解などということはないと思う。
子どもをよく見て対応していくしかない。

口うるさく言うと勉強しなくなるから
子どもにはのびのびと育って欲しいから

だから、敢えて子どもには何も言わず、子どもの好きなようにさせる。

勉強が嫌いなら無理してすることない・・・・
そんな優しい親もいる。特に日本人には多いそうだ。

これで、子ども自ら、自身の好奇心と学習意欲のもと、
自主的に学んでいくのなら問題ない。

よく、「子どもに決めさせている。子どもにまかせている。」
という親の話を聞く。

一見、子どもを信頼し心の広い親という印象を受ける。

しかし、成長過程にある子どもである。まかせてよいものもあるが、
やはり大人の導きがまだまだ必要なものもある。

勉強や進路についてもそうだ。

勉強に関して、子ども自身があまり興味を持たない場合は特に注意が必要かもしれない。

のびのび育ててあげたくて、宿題をやらなくても、勉強しなくても口を出さなかった。
その結果、勉強の基本を学ぶ小学生の内容がわからないまま中学生になり、

まったく学校の勉強についていけなくなったというケースがよくある。
そこで塾に入れて何とかしようとしても間に合わないことが多々ある。

優しさだったつもりが、結果的に子どもを窮地に追い込んでしまう。

ドイツ人の子育て中の友達が言っていた。
「どんなに泣きわめいても子どもがやるべきことは絶対にやらせるの。
それが子どもの責任というもの。」・・・・

勉強というより、責任感を学ばせるため。

本当の優しさは、嫌だからやらせないのではなく、今学ぶべきことはしっかり学ばせること。

結局、それで後から楽ができるのは子ども自身なのだから。