グローバル文化の違い

アメリカ的オーバーアクション

アメリカ的オーバーアクション、時と場合によっては引かれるから注意!

【特に日本人がやっちゃうと・・・外国=アメリカじゃないよ】

なんとなくイメージが湧く人は多いと思うが、
外国人(特に欧米系)の人が表情豊かに、陽気にジェスチャーを交えて話す姿。

でも外国人がみんなそうなわけではなく、だいたいこういう人たちはアメリカ人が多い。

私は個人的にはこうしたアメリカ人の特徴は好きだ。

こうしたアクションにプラス、やはりアクション系?のアメリカ英語はなんか楽しい。
アメリカのコメディドラマなんかを見ると、あの面白さはアメリカ人にしかできないと思う。

ただ、たまに外国人はみんなアメリカ人みたいなんだと誤解して、

日本語を話している時は別に普通なのに、なぜか相手が欧米人になると
急に、アメリカ人みたいに表情が豊かになりオーバーアクションになる人がいる。

相手がアメリカ人なら問題ないし、これ自体が間違っているとか悪いわけでもない。

要は時と場合を考えることだ。

ヨーロッパの人たちは、意外と日本人に近かったりする。
そんなハイテンションでもない。

だから、ついアメリカ的な態度を取るとあまりいい印象を与えないこともある。

例えばスピーチをする場合。

アメリカでは手を大きく広げたり、場合によっては拳をにぎったりしてジェスチャーを交えて
話したりする。大統領選の演説などでよく見かける光景だ。

一方、たとえばイギリスでは、ジェスチャーを交えて話すのは良くないとイギリス人に聞いた。

同じ英語を話す国でも国が変われば、良い悪いも変わってくることを知っている必要がある。

少し前に小学生の英語スピーチ大会の発表を聞く機会があった。
みんな小さい頃から英語に囲まれてネイティブスピーカーの指導を受けているのだろう。

多くの子が驚くほど上手で、ネイティブと変わらないくらいの実力だった。

それを聞けば多くの子どもを持つ親は、うちの子もあんなになってくれたらと思うだろう。

英語が上手なことに異論はないし、努力してきた子ども達には拍手を送りたい。

ただ多くの子どもが明かにアメリカ的なオーバーアクションで発表していたことに、
個人的な感想ながら違和感があった。

その内容に対してなんでそんなに大きく目を開いて、両手を上下させて、
「わ~~お!!!」なんて言うのか。

日本語だったら絶対にそんなに驚かないだろうし、果たして当のアメリカ人だって
そこまでオーバーアクションするだろうか・・・

なのにそういう英語が高評価を受けるってどうなの。
世界はアメリカだけじゃないのに。