勉強がつまらないんじゃない。教え方がつまらないんだ。
うちの子が中学生だったころ、学校に大人気の社会の先生がいた。
授業が面白くなるように、いろいろな工夫をしてくださり、話もおもしろい。
どの生徒もその先生の授業が大好きだった。
「あの先生の授業なら聞く。」
「社会だけは、がんばる!!」
子ども達は本当にみんな勉強をがんばった。
楽しいから。そして成績も上がる。嬉しい。
教科が何であっても、子どもは本来、好奇心が強く学びたい気持ちはあるはずだ。
でも実際は、社会が苦手という子は多い。
興味がない、つまらない、覚えることが多くてイヤだ・・・
そんな声をよく聞く。
でも、指導の仕方次第では、
「覚えることが多くてイヤだ」が
「いろんなことを知れておもしろい!」に変わる。
では、どんな指導をすればよいのか。
学校の先生ばかり頼るのではなく、家庭でもできることはたくさんある。
子どもが学ぶことそのものに関心を持つような子育てができたら、
学校ばかりに頼らなくても、勉強が楽しいと思うようになるかもしれない。
教え方のうまい先生は、まず、ご自身が楽しそうである。
こんなにおもしろいんだから、子ども達にも知って欲しい!
純粋にそんな気持ちが伝わってくる。
親も同じ。親が学ぶことに興味を持って楽しみながら、子どもとたくさん話して欲しい。
「勉強しなさい」と言うのではなく、自分が勉強する姿をただ見せるだけ。
ある生徒が言っていた。
「うちのお父さん、仕事帰ってから英語勉強しているんですよ。かっこいいなって思います。」
「お母さんは、ただ勉強しろばっかり言うからやりたくなくなる。」
「お父さんが勉強してるから、僕も教えてもらってるんです。」
「お父さんとだったらちゃんと勉強しているんですよ僕。」